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ブログ家づくり 基礎知識 高気密 高断熱の家とは?メリット・デメリット・施工精度で大きく変わる事も

家を建てる時に気になった高気密 高断熱について、私の個人的見解も含み 説明したいと思います。

  • 1-1高断熱住宅と高気密住宅の家とは、基準や仕様は?
  • 1-2断熱性能等級
  • 1-3高断熱住宅、断熱性能を示す「UA値」とは
  • 1-4気密性能を示す「c値」とは
  • 2高気密 高断熱住宅の家にするとどんなメリットがあるか
  • 3高気密 高断熱住宅の家のデメリット

町田市、相模原市、八王子市の高気密、高断熱を説明するブログ

1-1高断熱住宅と高気密住宅の家とは、基準や仕様は?

高断熱の住宅とは夏と冬に真価を発揮します、冬は日中に日射を取り入れ部屋を暖め、断熱材の性能で、日中の暖かさが保温され日が沈んでも家の中が冷めにくいので、暖房が必要になっても暖かいので、少しの暖房でまかなえるので、省エネで家計にやさしいです。

夏は外が暑くても、厚い断熱材のおかげで強い日差しに家の中は影響されず、木陰で日が当たらない状態と同じで快適に暮らせます。
断熱性能が良ければ良いほど、夏も冬も快適に暮らせます。

断熱設計基準  断熱性能は断熱性能等級で表します、現在最高等級4ですが、 2022年4月には(断熱等級5)が新設されます。

1-2断熱性能等級

断熱性能等級は、国土交通省、住宅性能表示制度(品確法に基づき第三者機関が住宅性能を評価する)に設定された基準です、何度か更新されています。

国内を気象条件によって8つの地域に区分、地域ごとに等級1~4が設定され、 現在等級4が最高等級です。

町田市・八王子市・相模原市・多摩市・日野市は地域区分では6地域です。

等級4にあたる外皮平均熱貫流率(=UA値※)は0.87W/㎡K以上となります。

新設される等級5では6地域に、外皮性能のUA値0.60W/㎡Kが基準になるとされています。

1-3高断熱住宅、断熱性能を示す「UA値」とは

住宅の室内から屋根や外壁、床、開口部(窓)などを通じて外に逃げる熱量を外皮全体で平均した数値で、少ないほど熱が逃げにくく断熱性能が良いです。

計算式
UA値(外皮平均熱貫流率)=熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)1㎡あたり何wの熱が逃げるかを表しています。

1-4気密性能を示す「c値」とは

家にどのくらいの隙間があるかを数値化して気密性能を表す値です 隙間の合計面積(㎡)を家の大きさ(延べ床面積)で 割って算出します、数値が小さいほど気密性が高いです。
高気密の基準は現在設定されていません、以前にはありましたが、北海道や東北の一部地域で2.0それ以外の地域では5.0が規準で基準以下であれば「高気密住宅」といわれていたようです、2009年に省エネ法改正でC値が撤廃されましたが気密工事の精度が上がり弊社でも0.7~0.5まで下げられるようになりました。

注文住宅の断熱材のヒートショックを説明するブログ

断熱性能が良くても気密性能が悪いと、隙間から熱が逃げていきますので快適な生活を送るには大変重要な数値です、家の業者 選択の際は気密測定をする業者を選んで下さい、気密測定も現場ごとに行い、測定している写真と、測定器の画面の延床面積などの数値が確認出来る写真などを出してくれる業者が信用出来ると思います、気密測定の闇の部分でごまかせるのが延床面積で数値を増やしたり調整 出来ますので、測定時の写真は弊社は必ず立ち合い、お客様の代わりに確認しています。

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この施工事例の下のほうに、気密測定結果書があります参考に見てください、この住宅の気密測定時の写真です。https://shibuken.net/works/post-1239/

2高気密 高断熱住宅の家にするとどんなメリットがあるか

2-1外の暑さや寒さに厚い断熱材が家を守ってくれるので、冬は日中の暖かさを保温して冷めにくく、夏は外が暑くとも家の中は 影響されないので、光熱費が少なくなるので快適に暮らしてお金がかからないです。

2-2冬は家全体が暖かいのでヒートショックの心配も軽減され、、1日の大半を過ごす住まいが快適なので、 健康寿命【自立して生活できる期間)が伸びるといわれています。

2-3高気密 高断熱住宅は防音効果が高くなります、隙間が少ないので音が漏れず断熱材が吸音する為外の音が気にならなくなり、静かに暮らせます。

2-4気密性が高いので室内の空気の入れ替えが効率よくできます、建築基準法で設置義務のある24時間換気システムも隙間をなくす事で常に部屋全体を効率的にきれいな空気を取り入れる事ができます。 

3高気密 高断熱住宅の家のデメリット

3-1初期の建築コストがかかること
高気密 高断熱の家は断熱材、気密シートなどの施工精度が求められるので、工程なども増えますのでコストが上がってしまいます。
断熱や気密を考えていない住宅に比べるとコストが上がってしまいますが、光熱費のランニングコストを考えれば、高断熱 気密住宅が 必ずしも高いとは言えないと思います。

3-2
高断熱にすると内部結露などが、おきやすくなりますので注意が必要です
内部結露は室内の空気が壁の中の、断熱材に侵入して水蒸気を含む限界の、温度を下回った場合に起こります、この状態が続くと土台や柱が腐ってしまう場合やカビが生える場合もあります。
冬型結露と夏型結露など考え断熱材や気密シートを丁寧にはることで回避できます。

3-3 燃焼する暖房器具が使えない
気密が良いので一酸化炭素中毒になる可能性があるため燃焼に使った排気を放出する石油ストーブなどは使えません、高断熱気密住宅は寒くないのでエアコンで十分暖かくなりますので灯油などの給油から解放されます。

気密についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧になって下さい。

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