現状のお寺の屋根です。鋼板なので経年変化でさびが出て塗装が必要です 。お寺の屋根は角度が急なので、塗装するにも屋根全体の足場が必要で 、塗装出来ない奥の部分などが腐食していた為、耐久性の高い銅板に葺き替える事になりました。
百年以上の年月で下地も痛みが激しかったので、無垢の杉板で新しくしました 。以前の板は、一枚ずつのこぎりで薄く製材してあり厚みもまばらです。当時は手作業なので、大変な作業で時間もかかったのだろうと思いました。
色の違う部分は2重下葺きです。この部分は勾配が少なくなるので、雨漏りしないように2重にします。
完成写真です、 メンテナンスの要らない銅版で葺きました。またここから、100年の時を刻んでゆきます。